美容皮膚科でお肌を入れ替える「フラクショナルレーザー」

お肌の若返り治療のことを「スキンリジュビネーション」と呼んでいます。
レーザーなどを使ってお肌に刺激を与えながら、お肌の若返りを促す施術方法です。
お肌の張りをとりもどせて、ツヤツヤ感がまします。
シミやくすみが消えたり肌のキメを整えたりできます。
今回は【美容皮膚科でお肌を入れ替える「フラクショナルレーザー」】をご説明します。
■最近主流のリサーフェシング
CO2レーザーやピーリングを利用してダメージを受けてしまった皮膚をはがして新しく作り出されたお肌と入れ替える方法です。
ピーリングはいろいろな種類の酸があります。
アプローチ方法・施術方法も多様化しています。
ですが日本人の肌質はデリケートなので強いピーリング剤を使えないマイナス面があります。
だから効果も限定的でした。
CO2レーザーも効果は抜群です。
ですが色素沈着ができやすかったり強い痛みがあるので敬遠されがちです。
重度の症状(強い火傷・傷跡・ニキビ痕)に限定的に使われることが大半でした。
リサーフェシングは表皮全体を一回全部はがしてしまいます。
修復までの時間が必要で、副作用のリスクもあったのです。
■フラクショナルレーザー
そこで生まれてきたのがフラクショナルレーザーです。
こちらはお肌の入れ替えをするのですが、<面ではなくて小さな点の集合体>で行います。
点状照射はお肌へのダメージを最小限に押さえることができます。
高出力の照射をしてもリスクが少ないわけです。
とても極細のビームを高密度の照射する特徴があります。
だから周辺組織にダメージがないのです。
健康的な周辺の組織が活発に刺激をうけて活動します。
極めて短い期間でダメージを受けている部分を修復して、新しいお肌とおきかわります。
お肌の表面にあいた極細の穴が治癒する過程で皮膚が収縮します。
それによって傷跡が薄くなったり、凹みをなくすことができるのです。
■まとめ
これまではお肌を入れ替えるコンセプトをもったスキンケアは日本人には不向きだとされていました。
それはメラニン色素が強いからです。
けれどもフラクショナルレーザーによってお肌の若返り治療が簡単にできるようになりました。
1回の治療で照射部位の1割程度は新しい皮膚にいれかわります。
お肌質に応じて出力や照射密度をコントロールできるのです。

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